先日、真言宗の僧侶である師匠が水子供養をしてくださった。
毎年1回の大きな水子供養。
ここでは、いつもいろんな事を体験する。
少し前に、女の子の歌声が聞こえると書いた。
それは水子供養の前日。
お母さんに会えるのを楽しみにして待ちきれないんだと感じた。
当日も、あちらこちらで声が聞こえ、
お参りに来られた方の肩に顎を乗せて甘える姿を目にした。
嬉しいんだなと思う反面…
怒りに満ちた子もいた。
それはとても悲痛な顔だった。
そしてとても怖かった。
ずっとお母さんを待ってるのに会えない。
自分だけ会えない。
必ず手を合わせるからと約束してくれたのに
嘘つき。という強い想いだった。
時が経てば忘れる事もある。
しかし、忘れちゃいけない事もある。
今が幸せならそれで良いのか?
なかった事になるのか?
命はそんなに軽くはない。
事が終われば終わりではない。
想いってのはずっと残る。
忘れてほしくない。
生まれてくる事ができなかった命を。
今でも待ってる子がたくさんいる。
それを知ってほしい。
そう強く思う、強く願う水子供養だった。